2025/08/01
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『バンパーのスリ傷、修理する?しない?桐生市の板金職人が解説』
バンパーのスリ傷、修理する?しない?
桐生市の板金職人が本音で解説します
「あ、やっちゃった…」
愛車のバンパーに、いつの間にか付いているスリ傷。駐車場や狭い道で、ほんの少しこすっただけ。 「このくらいなら大丈夫かな?」と、つい見て見ぬフリをしていませんか?
こんにちは!桐生市で40年以上、車のキズと向き合ってきた《山幸》です。
この記事では、あなたの街の車の専門家として、バンパーのスリ傷を「修理すべきか、しなくても平気か」の判断基準から、気になる費用、そして未然に防ぐコツまで、余すところなくお話しします。
😱 そのスリ傷、放置が招く3つの悲劇
「バンパーは樹脂だから錆びない」というのは、半分正解で半分間違いです。塗装が剥がれた小さなキズが、後々大きな出費に繋がることも…。
① 塗装がポロポロ剥がれてくる
キズから雨水や汚れが侵入し、塗装を内側から持ち上げてしまいます。気づいた頃には、塗装が広範囲に浮き上がってポロポロ剥がれることも。
② 見た目が悪く、査定額もダウン
やはりキズがあると古びて見えてしまい、愛車への愛着も少しずつ薄れてしまいます。将来、車を売却する際の査定額にも響いてきます。
③【桐生市は特に注意!】冬の塩カルで劣化が加速
冬場に撒かれる路面凍結防止剤(塩化カルシウム)は、塗装の天敵です。キズに付着すると、塗装の劣化を急激に早めてしまいます。
🤔 修理?放置?プロはこう判断します
では、どんなキズなら修理すべきなのでしょうか?
ご自身で簡単にチェックできる方法をご紹介します。
キズの表面を爪でそっと撫でてみてください。
「ガリガリッ」と明らかに引っかかる感触があれば、塗装の下地まで到達しているサイン。これは修理をおすすめします。逆に、ほとんど引っかかりがなければ、コンパウンドで消える浅いキズかもしれません。
✅ 修理した方が良いケース | 様子見OKなケース |
---|---|
・爪でひっかくと段差を感じる ・塗装が剥がれ、黒や白の下地が見えている ・キズが10cm以上ある ・見た目が気になって仕方ない | ・爪でひっかいてもツルツルしている ・濡れたタオルで拭くと消える ・光の加減で見える程度の薄い線 ・見た目を全く気にしない |
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💰 気になる修理費用、ぶっちゃけいくら?
桐生市エリアでの修理費用のだいたいの目安です。もちろん、お車の色やキズの状態で変わりますので、参考としてご覧ください。
- 【軽度のキズ】磨き+部分塗装: 15,000円~30,000円
- 【中度のキズ】下地処理+塗装: 30,000円~45,000円
- 【重度のキズ】変形修正+塗装: 45,000円~
一番もったいないのは、「いくらかかるか分からないから」と放置してしまうこと。今はスマホで写真を撮ってLINEで送るだけで、簡単に見積もりができます。「とりあえず金額だけ知りたい」も大歓迎ですよ!
🛡️ もう傷つけない!明日からできる予防のコツ
最後に、スリ傷を未然に防ぐためのちょっとしたコツをご紹介します。
- 駐車場では、隣の車だけでなく、カートや人の通り道も意識して停める。
- 狭い道では、自分の運転スキルを過信せず、「行けるかな?」と思ったら一度止まる勇気を持つ。
- 定期的にワックスやコーティングを。塗装面に一枚のバリアを張るイメージで、薄いキズなら防げます。
まとめ:小さなキズは、愛車からの小さなサインです
バンパーのスリ傷は、小さくても愛車からの「ちょっと疲れてるよ」というサインかもしれません。
その小さなサインに気づいて早めに手当てしてあげることが、結果的に費用を抑え、愛車を長く、美しく保つ一番の秘訣です。
ピカピカのバンパーで、また明日から気持ちよくドライブしませんか?
桐生市で愛車のキズにお悩みなら、いつでも私たち《山幸》を頼ってくださいね。