2025/08/18
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「車のキズ、放置でサビ発生!? 桐生市の板金職人が分かりやすく解説」
小さなキズがサビの始まりに…
桐生のプロが語る放置リスクとは?
「え、こんな所にキズが…まあ、小さいからいっか」
駐車場でのドアパンチ、飛び石、ちょっとした擦り傷。日常でついてしまう小さなキズを、つい軽視していませんか?実はその油断こそが、愛車のボディを静かに蝕む「サビ」という恐ろしい病魔を呼び寄せる第一歩なのです。
こんにちは!桐生市で車のキズとサビを専門に修理している《山幸》です。
この記事では、桐生市、みどり市、太田市、伊勢崎市、足利市にお住まいの皆様に、キズから始まるサビの本当の怖さと、手遅れになる前の正しい対処法を、少し違った角度から解説していきます。
あなたの愛車はどのレベル?サビの進行度セルフチェック
サビは、ある日突然現れるわけではありません。人間と同じように、初期症状から末期症状へと、静かに、しかし確実に進行していきます。あなたの愛車が今どのレベルにあるのか、チェックしてみましょう。
【レベル1:初期症状】点サビ・キズからの変色
症状:塗装の剥がれた部分やキズのフチが、うっすらと茶色く変色している。ポツポツとした小さな茶色い点がある。
内部の状態:鉄板の表面が空気に触れ、酸化が始まったばかりの段階。まだ根は浅いです。
プロの診断:まさに「早期発見・早期治療」が可能なベストタイミング!この段階なら、サビを削り落とし、部分的な塗装で比較的安価に、そして綺麗に修理できます。放置すれば、あっという間にレベル2へ進行します。
【レベル2:中期症状】塗装の浮き・水ぶくれ
症状:塗装の表面が、水ぶくれのようにプクッと浮き上がっている。浮いた部分を触ると、パリパリと音がする。
内部の状態:塗装の下でサビが広がり、鉄板を内側から押し上げています。見た目以上に、内部の侵食は広範囲に及んでいます。
プロの診断:危険信号です。塗装を剥がすと、想像以上にサビが広がっているケースがほとんど。板金作業でサビを完全に除去し、パテで形を整えてから塗装する必要があるため、修理費用はレベル1より高くなります。
【レベル3:末期症状】穴あき・パネルの腐食
症状:塗装が剥がれ落ち、茶色く腐食した鉄板がむき出しになっている。指で押すとペコペコしたり、貫通して穴が空いてしまっている。
内部の状態:鉄板そのものが強度を失い、ボロボロの状態。もはや「修理」ではなく「再建」が必要なレベルです。
プロの診断:手遅れ一歩手前です。ここまで来ると、修理費用は非常に高額になります。場合によっては、パネルごと交換する必要があり、車の安全性にも関わってきます。車検に通らない可能性も大です。
なぜ桐生市周辺はサビやすい?冬の「塩カル」が原因だった
特に、桐生市、みどり市などの山間部や、太田市、伊勢崎市、足利市の冬の道路では、凍結防止のために塩化カルシウム(塩カル)が撒かれます。この塩カルが、サビの進行を急激に加速させる最大の原因です。
車のキズに「塩分」と「水分」が加わることで、鉄が酸化する化学反応が活発になり、サビの進行スピードが何倍にもなってしまうのです。
まとめ:サビは時間との勝負。気づいた時が修理のベストタイミング
サビの進行レベル、いかがでしたか?愛車のサビは、放置しても絶対に良くなることはありません。むしろ、1日ごとに修理費用が高くなっている、と考えるべきです。
「これってレベル1かな?」そう感じたら、迷わず私たちプロにご相談ください。あなたの愛車を蝕む「静かな侵略者」を、私たちが完全に退治します。